2014年12月1日月曜日

【雑記】期末テスト中~通知表とか~

ども、LBKです。

すっかり寒くなってきた今日この頃、期末テストのまっただ中ですわ。



学習塾というものには大きく二種類あってですね。
ひとつは生徒を、より高い偏差値の学校へ合格させるために指導していく学習塾、もうひとつは学校の成績を上げるために定期考査の点数が上がるよう指導していく学習塾。
これらは似て非なるもので、当然そこで行われる指導はまったく違うわけです。

自分がもともと勤務していたのは前者のタイプの学習塾でした。
もちろん集まってくる生徒もそのつもりで入塾してくるから、偏差値の高い生徒が多く。
そこでは学校の通知表なんかほとんど意味を持ってなくて、自分の会社で作成・実施する実力テストの偏差値だけがすべての判断基準だったんですよね。
通知表の意味として唯一あったのは成績優秀者に対する授業料割引くらい。それもオール5とかとってると半額になるとかそういうやつ。
正直生徒の通知表とか気にしたことなかったんですよ。


だから自分で学習塾を開業したときも、無意識にそんなつもりで運営してたと思う。
それじゃあなぜ通知表の調査をしたかというと、個人塾では偏差値の出るような実力テストを主催できないから。ほかに生徒の成績を計る物差しがなかったのでなにげなく調査してみたわけです。

すると……
出るわ出るわ、5段階評価の2をとってる生徒がぞくぞくと出てくる。
2っていうのは要するに、宿題を提出しなかったり、忘れ物が多かったり、授業態度が悪かったりしてるってことで、学力とかまったく関係ない部分で低評価されてるってことなんですよね。

ちょっと唖然としつつ、これこれこういう理由で通知表の成績が悪くなっているからとにかくまずは宿題を期限内に確実に提出してくださいって本人と保護者にお願いする日々のスタート。
ところが、まぁこればっかりは自宅に監視カメラをつけて管理するわけにもいかないからシンドイ。
お願いしても叱っても、宿題ってやらない奴は絶対にやらないんですよ。
しまいには、これ以上勉強したくないから高校行きたくないって主張する生徒が現れる流れまで。

「いま嫌いな勉強をがんばったご褒美が高校合格で、そのせいで嫌いな勉強をする期間が三年延長とか、良いことまったくない」ってのがそいつの主張なんだけど、事実はまったくそのとおりだからなんも言えないw
ただ、そんなこと言い出したらどうやって生きていくつもりなんだろうって話。
結局のところそれでも勉強させるしかないんですよ。


こうなってくると、宿題をやらせるためだけに教室に呼び出すことになるんだけど、それってもはや補習でもなんでもないんですよね。だって、横で見てるだけだもん。
くだらないなぁと思いつつも、この生徒もどこか高校に合格させないといけないわけです。
現状の高校入試の仕組みだと公立校に合格させるには通知表の並以上の評価(少なくとも1や2がないこと)が必須だからやらざるをえない。

というわけで、偏差値上げて高校合格を目指すのでもなく、定期テストの点数上げるのを目指すのでもなく、宿題やらせて通知表の低評価をなくす学習塾になりつつある。
それが目指していたものとまったく違うかといわれればそうでもない気もするし、そもそも開業して1年半しか経ってないんだから、まだこれからですわ。

0 件のコメント:

コメントを投稿