2015年4月17日金曜日

【HotS】MOBA初心者向け行動指針

ども、LBKです。

今回もMOBA初心者向け記事です。
自分自身の考察ではなくガイドのようなものになります。
語り口もマイルドです。




【はじめに】

今回は全ヒーロー、全マップ共通していえそうな基本事項を述べていきます。
状況によってはベストではない情報も含まれていることをご承知ください。



【どのレーンに行ったらいいの?】

HotSのマップには上、中央、下と3つの道があります。(マップによっては上と下の2本)
この道のことをレーンといい、それぞれ上から、トップ(レーン)、ミッド(レーン)、ボット(レーン)と呼びます。

試合が始まると分散してこの3つのレーンへ向かうわけですが、このとき自分がどのレーンへ行ったらいいのか迷うことがあると思います。
誰がどのレーンへ行くのか、本来ならいろいろな要素が絡んできます。しかし今回は基本的な部分だけ説明することにします。



最初に、なぜ3つのレーンに5人がバラバラに散る必要があるのか?
それは経験値の問題です。
HotSでは、経験値を入手する方法が4つあります。


・敵建物を破壊する
・中立キャンプを倒す
・敵ヒーローをキルする
・敵ミニオンが死ぬときに近くにいる


レベルの低い序盤に敵の建物を破壊するのは不可能です。建物はタワーが守っており、その砲撃のダメージが大きいからです。
またレベルが低いため中立キャンプに戦闘を挑んでも勝てません。
敵ヒーローをキルすることはレベルが低くても可能ですが、その際得られる経験値はそれこそレベルに応じたものになるため、お互いレベルが低いうちはたいした量がもらえません。

そこで敵ミニオンから得られる経験値が序盤の最も大きな収入源になります。


このミニオンは3つのレーンに均等に生まれます。
そのため、たとえばひとつのレーンに5人で行くより、3つのレーンすべてに5人が分散して行ったほうが得られる経験値が多いのです。

レーンへの分かれ方は、2:2:1や3:1:1などいろいろな組み合わせがあります。



次にヒーロー同士の相性を考えてみます。

たとえば、戦闘能力に乏しいサポート(ヒーラー)がひとりでレーンに向かってもやれることはあまりないでしょう。もちろんだからといってサポートふたりでレーンに向かってもほぼ同じ結果です。
サポートのヒール能力を活かすには、少なくともダメージを出せるアサシンかダメージを受け止めるタンクといっしょに行動する必要があります。
タンクとアサシンのコンビも相性がいいでしょう。

最初は、サポートは単独でレーンに行かないことにだけ気をつければいいかもしれません。



最後にそれぞれのレーンの特徴を挙げてみましょう。

トップ、ボットとミッドの違いは移動距離です。
トップからボットへ、ボットからトップへ向かうのはマップの端から端へと移動することになるので時間がかかります。
逆にミッドからトップ、ミッドからボットへは距離が近いので時間がかかりません。

他にも、マップによって異なりますが、近くにどのようなキャンプがあるのか、どのような建物があるのかも大きな違いです。

このことが意味するのは、ミッドからトップとボットへ移動するのは楽、つまりトップやボットへ移動する可能性のあるヒーローはミッドに行ったほうがいいということです。


今いるレーンから他のレーンへ移動することをローム(ローミング)といったりします。
ロームの目的はふたつあって、ひとつは攻めのローム、もうひとつは守りのロームです。

他のレーンの敵ヒーローのHPがかなり減っているのを確認して、とどめを刺すためにこっそりロームして、もともとそのレーンにいる味方と連携し、いっせいに襲いかかります。
こうして複数人で少数の敵を囲い込んでキルすることをギャンク(ガンク)といいます。

逆に他のレーンの味方ヒーローのHPがかなり減っていて助けを必要としているときにロームしてカバーすることもあります。

前者が攻めのローム、後者が守りのロームの一例といえます。


こうしたロームを得意とするヒーローがミッドに行くといいでしょう。
ちなみに、ミッドにひとりしかいない状態でロームすると、ミッドのミニオンの経験値がもらえなくなるので、できればミッドには最初からふたりで行ったほうがいいです。ローム要員とタワーの守備要員です。



以上のことを踏まえて、最初に自分が向かうレーンを決めるといいでしょう。
もしチームメイトとパーティーを組んで試合をしているなら、メンバーと相談して決めるといいと思います。



【レーン戦って何したらいいの?】

それぞれのレーンに拡散したあと、しばらくするとレーンにミニオンがやってきます。
ミニオンの能力値は敵も味方もまったく同じなので、ミニオン同士の戦闘に誰も手を出さなければちょうどレーンの真ん中でお互い相殺しあうことになります。

このミニオン同士の殴り合いの戦線(ライン)をこえると、敵ミニオンが、味方ミニオンではなくヒーローに攻撃してくるので気をつけてください。
ミニオンの攻撃力はヒーローが低レベルのうちは相対的に高いので大ダメージを食らってしまいます。


(Point1)ミニオン同士が戦っているラインより前に出ると敵ミニオンの攻撃を食らってしまう



ミニオンから経験値をもらうには、敵ミニオンが死んだときに近くにいるだけでいいので、経験値だけが目的であれば特にミニオンを攻撃する必要はありません。
では、ミニオンを攻撃すると何が起こるのかを確認していきます。

ヒーローで敵ミニオンを攻撃すると、互角だったはずのミニオン同士の戦いに偏りが生じます。
ヒーローが加勢した分、味方ミニオンが優勢になり、徐々に戦場が敵陣へと近づいていきます。
ミニオン同士が戦っているラインがどんどん押し上げられていくわけです。

逆に敵ヒーローがミニオンに加勢すれば、敵ミニオンが優勢になり、戦場は味方陣地へ近づいていきます。


このようにミニオン同士の戦闘に介入することにより戦場が移動するのです。


(Point2)ミニオン同士の戦闘にヒーローが介入することによりライン(戦場)が押し引きされる



ラインを押すメリット・デメリットとは何でしょう?

ラインを押し上げて味方ミニオンが敵タワーに到達すると、敵タワーが味方ミニオンを攻撃しはじめます。
実はタワーには残弾数というものがあり、タワーのHPバーの下に丸印で表示されています。
タワーの弾数は一定時間で補充されていきますが、かなり速度が遅いため、ふつうは一度弾切れになるとタワーはほとんど役に立たなくなります。
当然ながらタワーが弾を撃たなくなれば、破壊することは誰にでも可能になります。

ラインを押し上げると戦場が敵タワー近くになります。
そうすると味方タワーからは離れることになり、敵ヒーローがギャンクを狙ってロームしてきたときに味方タワーの下へ逃げ込むのが遅れることなります。

ラインを押し上げるメリットは敵タワーの弾数を消費させらることであり、デメリットはギャンクを受けやすくなること、です。


ラインを引き下げるメリットとデメリットはその真逆となります。


(Point3)ラインを押し上げると敵タワーの弾数減らせるというメリットがあり、ギャンクを受けやすいというデメリットがある
ラインを引き下げるとギャンクを受けにくいというメリットがあり、味方タワーの弾数を減らされるというデメリットがある



ここまではミニオンとの戦いだけを見てきました。
次にヒーロー同士の戦いにも目を向けてみます。

敵ヒーローに攻撃する目的はHPを減らすことです。さらに、できればキルすることです。
なぜ敵ヒーローのHPを減らす必要があるかというと、その後おとずれるオブジェクティブの取り合い時の有利を得るためです。

HotSでは時間が経過すると自動的にさまざまなギミックが発動し、オブジェクティブ争奪戦が半強制的にはじまります。
そのときに敵ヒーローより自分のほうがHPがより多く残っていれば集団戦に勝ちやすくなります。

ラインの押し引きのほかに注意するべきは、ギミックの発動までにいかに自チームに有利な状況をつくりあげておくか、です。
敵ヒーローに大ダメージを与えたとしても、自分も同じように大ダメージを受けていれば、チームとしては有利な状況とはいえません。
ギミックが発動する直前に敵ヒーローをギャンクできたら、人数差ができるため、自チームが有利な状況をつくれたといえるでしょう。


(Point4)オブジェクティブの争奪戦で有利になれるよう敵ヒーローとHP差をつけていく



最後に戦闘以外で重要なことをひとつだけ書いておきます。
それは視界確保です。
敵ミニオンへの攻撃をする必要もなく、敵ヒーローへの攻撃もできないとき、ただなにもせずに立っているよりは、近くの茂みや煙の中に入って視界を確保しておくのです。
そうすると、ロームしてきた敵ヒーローをいち早く発見できたりします。



【レーン戦の終わりっていつ?】

HotSでは時間によって各ギミックが発動するとオブジェクティブの取り合いがはじまります。
このオブジェクティブはミニオンやヒーローキルから得られる経験値よりも大きな利益をチームにもたらしてくれるので十分に準備して臨む必要があります。

まずギミックの発動の前に、もしHPがかなり減っているなら一度コアに戻って回復しましょう。
その間、敵ヒーローにだけミニオンの経験値が入るかもしれませんが、オブジェクティブ争奪戦に負けるよりマシです。


(Point1)ギミックの発動時間は決まっており、画面右下にタイマー告知も出るので、それまでに準備を整える



オブジェクティブが出現する場所や取得物を捧げる場所など、目的地へと敵味方全員がいっせいに移動をはじめます。
なにせ全員が最短ルートで同じ場所を目指すため、道中で敵ヒーローと出くわすこともよくあります。
このときマップを見ていなかったりすると気づくのが遅れて単独で囲まれてしまったりします。
オブジェクティブの位置、敵の移動ルート、味方の移動ルート、これらを考慮したうえで移動しましょう。


(Point2)目的地へ向かう際には、その途中孤立状態で敵ヒーローに囲まれないようにルートを考える



争奪戦が終わったら、ひとまずどちらが勝利したのか確認します。
集団戦で敵ヒーローを大量にキルし、さらにオブジェクティブまで取得したのか。敵ヒーローをキルしているうちにオブジェクティブだけ奪われてしまったのか。ほぼ互角の消耗戦のあとオブジェクティブを取られてしまったのか。
戦果にもいろいろあると思います。

中でもレベル(経験値)が勝っているのか負けているのかは絶対に確認してください。
レベルで負けているということは同人数で戦っても負ける算段が強いということです。そうなればある程度集団で行動しなければいけないということになります。

このあたりから、3つのレーンに拡散してミニオンから経験値を得るメリットが低下していきます。
ミニオンの経験値よりもヒーローキルや建物を破壊する経験値のほうが大きくなってきますし、マーセナリーキャンプも狩ることができるレベルになっているからです。


(Point3)最初のオブジェクティブの争奪戦が終了したあたりから3レーンに分散するメリットが少なくなっていく



最終局面になってくると常に5人で行動することになります。



【集団戦って何すればいいの?】

HotSにはヒーローの分類として、アサシン、ウォーリアー、サポート、スペシャリストの4種類が準備されています。
ただしこれは集団戦における役割をあらわしているわけではありません。
それぞれのヒーローがそれぞれ個性的なスキルを持っているため、集団戦での役割はそのスキルに依拠します。

集団戦での役割はおおまかに分けて、以下の5つに分類されます。


・イニシエーター
・ピーラー
・ダメージディーラー
・ヒーラー
・ポーカー



イニシエーターとは、集団戦の口火を切る役割を持つヒーローのことです。
敵集団に突っ込みスキルと複数の敵を捕まえる(スタンさせたり)スキルを持っているヒーローが望ましいです。
出来る限り複数の敵をスキルに巻き込み、味方を有利な状態で集団戦に突入させることを目的として動きます。
敵ダメージディーラーを捕まえ、敵全体の火力を落とすことができればベストです。
またせっかくイニシエートしてもその敵に攻撃してくれる味方が近くにいなければ意味がないため、味方の位置の把握も重要になってきます。
ウォーリアーがイニシエーターとなることが多いです。


ピーラーとは、味方から敵をひきはがす役割を持つヒーローのことです。
敵イニシエーターが味方のダメージディーラーを捕まえたとき、味方を守るために突っ込んできた敵をスタンさせたり遠くへ吹き飛ばしたりします。
敵の動きを止める、もしくは吹き飛ばすスキルを複数持っているヒーローが担います。
ウォーリアーやサポートがピーラーになることが多いです。


ダメージディーラーとは、その名のとおり敵ヒーローに大きなダメージを与える役割を持つヒーローのことです。
スキルを使用して瞬間的に大ダメージを与えるタイプと、通常攻撃を使用して継続的にダメージを与えるタイプに大別されます。
ダメージディーラーは攻撃力が高い分、総じてHPが低いため、いかに死なないように攻撃を続けれる立ち回りをするかがポイントになります。
アサシンやスペシャリストがダメージディーラーになることが多いです。


ヒーラーとは、味方ヒーローのHPを回復し、戦闘を補助する役割を持つヒーローのことです。
スキルを使用して、適宜味方ヒーローを回復したり、シールドで守ったりします。
一般的に攻撃力は高くないため、ヒールの役割がないときは、ピーラーを兼任したり、囮になったり、視界を確保したりします。
サポートがなります。


ポーカーとは、遠くから一方的に敵ヒーローに攻撃し、ダメージを蓄積させる役割を持つヒーローのことです。
遠くまで届くダメージスキル(もしくは通常攻撃)を持っているヒーローが担当します。
集団戦に入る前に敵のHPを削って少しでも有利な状況をつくりだすのが仕事です。
スキルの種類によりダメージディーラーが兼任する場合が多いです。
あまり前に出てポークしていると敵のイニシエーターに捕まってしまうのでほどほどに。
アサシンやスペシャリストがポーカーになることが多いです。



どのヒーローがどの役割を担当できるかはスキルを見て判断しなければならないため、初心者が自分で判断するより、まわりの経験者にたずねるのが早いと思います。



【おわりに】

今回は本当に基本となることだけを書き記しました。
ここに各ヒーローの特性や敵味方のチーム構成、マップの特徴などの要素が加わってきます。
HotSはMOBAの中では仕組みが単純なほうで覚えることも少ないです。
だからといって奥が浅いわけではないので、いろいろと情報を得て練習してみると面白みが増すと思います。

gl hf!

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